2013/03/31

CDプレイヤーって幻想入り?

俺「だけどなんかそれって好きな音楽にお金払ってないし失礼な感じしない?(まだ小学生だし、そうは思わないのかな)お母さんにCD買ってとか言わないの?」
小「言ってもムダムダ!YouTubeで聴けるからCD買う必要ないもん!ていうか、CDってどうやって聴くの?持ち運べないじゃん。」

ええ~!!!!そんな質問……。

俺「いや、家ならCDコンポとかでCDは聴けばいいし、持ち運ぶならPCから取り込んで、スマホとかiPodなんかに入れればいいんじゃない?(俺はウォークマンだけど)」
小「えぇ…なにそれ、めんどくさ。」

「めんどくさ」だと……。

俺「いや、でも音とか全然違うよー!!」
小「いや、だから音とかは関係ないって言ってるじゃん。私は音楽が聴ければいいの」
俺「カゲロウプロジェクトの限定小説がついたCDとかあったら買う?」
小「それだったら迷うけど、そうしたら小説だけ欲しいかな。CD買うだけ無駄じゃん!

む、むだ…だと…

俺「じゃあもしYouTubeでいつもきいてるカゲロウなんちゃらが毎月100円払わなきゃ聴けないって言ったらどうするよ??」

ちょっとつっこんだ質問を投げかけた!!

小「んん~~迷うけど、お金払ってまで聴こうと思わないかな~~

えええーーー!!!!どういうことだよ……。
こっちがどんなに「なんで?」って疑問を提示しても「別にそれって普通でしょ?」という回答の小五女子。
Broadcast To The Blogより
※太字は当方の編集

記事を読んでみて、驚くほど小五女子の意見に共感。
というか、当方の考えている意見そのもの。

費用対効果という視点で考えると、値段や聴く手間といった費用が限りなく0…だとうまく思わせているYouTubeと高額商法のCDではもう勝負にならないと思っています。
CDによっぽど魅力(効果)が無いと、コスト(費用)を払う気にはなりません。
だからこそ、近年の握手券は成功したのでしょうね。

昔読んだエスキモーに氷を売るには商品に魅力が無い時にどうすれば良いか提示されていました。
提示されていた案というのが簡単に書くと
 A案 買ってくれた人に、もうちょっと買ってくれるよう頼む
 B案 付加価値を付ける
って感じです。

この場合、A案がAmazonやニコニコ市場でB案が某握手券って感じですかね。
そう考えると何もしないで「CD買え買え、買うのが当たり前だのクラッカー」としか言わないグループがさっぱり売れないのも、なんか納得できます。

費用対効果とは別の視点でCDについて言うと、そもそもCDを再生するための道具であるCDプレイヤーやコンポって、ここ数年見たことも触ったことも無かったりします。
今でも家電屋で売っているのかな?
( ̄▽ ̄)

いっその事、CDと親和性の高いCDプレイヤーやコンポって一緒の売り場にすればいいのに。


[補足]
費用が限りなく0…だとうまく思わせているYouTube

YouTubeは無料で動画配信するボランティア団体…ではありません。
動画投稿者や視聴者から金を取るのではなく、広告料で儲けています。
Googleと同じですね。

んで、広告料で企業から金を取るには、広告を見てくれる利用者(動画投稿者や視聴者)の数が物を言います。
これって新聞、ラジオ、テレビの儲け方と同じですよね。

YouTubeが旧来のメディアより優れているのは、視聴者用のサービスが自動的に増えてくれる点です。
新聞やラジオ、テレビのようにサービス製作業務はメインではなく、違法投稿動画に対する警告や削除といったサービスの管理だけすれば良いってのところが非常に優れています。
ほんと、この商売を考えた人って頭いいよなぁ。

余談ですがYouTubeやボカロ投稿に対する見解は物語消費論改を読むと、よりいっそう深まる事でしょう。